コミュニティマーケティングで成功した企業の事例とは?メリットやポイントも紹介!

ビジネスで活用されるマーケティングには様々な手法がありますが、中でも近年注目されている手法が”コミュニティマーケティング”です。

コミュニティマーケティングは同じ趣味・関心を持つ人達の集まりで、ユーザー数が多くなりコミュニティが発展することで売上アップが実現します。

また数あるマーケティングの中でも、コミュニティマーケティングは効果を実感しやすいことから多くの企業で採用されています。

しかし中には「コミュニティマーケティングって何?」「実際にコミュニティマーケティングで成功してる企業ってあるの?」と多くの疑問があると思います。

そこで当記事では、「コミュニティマーケティングのメリット」「コミュニティマーケティングを成功させるためのポイント」「コミュニティマーケティングを成功させた企業の事例」をご紹介します。

コミュニティマーケティングとは?

コミュニティマーケティングとは?の画像

コミュニティは、従来まで「共同生活者」や「その居住エリア・地域社会」などを指す言葉として使用されていました。

しかし現在のコミュニティマーケティングは、インターネット上で共通の話題・趣味・関心を持つ人達の集まりを積極的に活用したマーケティング手法を意味します。

基本的にコミュニティーの対象者は、自社の既存顧客としている企業が多いです。

現代社会におけるコミュニティは、地域または消費者同士の繋がりが重要視され、あるコミュニティを発展させ流行させることで売上アップを図るマーケティング手法が主流になりつつあります。

また現代は一人一台スマートフォンを持つようになり、様々な情報を検索できるようになったことから「消費者の選択の幅」が広がり、従来までの大量生産・大量販売のような『マスマーケティング』が通用しなくなりました。

そこでコミュニティマーケティングでは、『コミュニティを通して、自社商品やサービスが多くの人に認知されることによって売上を拡大させる』という考え方を取り入れています。

コミュニティマーケティングのPointコミュニティマーケティングにおいて消費者は、ただ商品・サービスを購入し消費するだけでなく、自らコミュニティに参加し商品・サービスの価値を宣伝する『広告塔』としての役割も担っています。

コミュニティマーケティングの3つのメリットとは?

前述で、「コミュニティマーケティングとは何か」「どういう意味なのか」をご紹介してきました。

コミュニティマーケティングでは、顧客が魅力的に感じる商品・サービスを開発・制作することが前提条件として挙げられます。

魅力的かつ実用的な商品やサービスを販売することで、たくさんのファンが集まり様々なコミュニティが形成されることで、自社商品やサービスの認知度が高まり売上アップにつながります。

しかし、現在コミュニティマーケティングに取り組んでいる方やこれからコミュニティマーケティングを実施する方の中には「コミュニティマーケティングを行うとどんなメリットがあるの?」と疑問に思う方がいるはずです。

そこでここからは、コミュニティマーケティングの3つのメリットをご紹介します。

▼コミュニティマーケティングのメリット▼
  • 顧客を『熱狂的なファン』に育てることができる
  • 顧客からの良質なフィードバックを受けることができる
  • 今までの顧客と違うファン層を獲得できる

メリット①顧客を『熱狂的なファン』に育てることができる

メリット①顧客を『熱狂的なファン』に育てることができるの画像

コミュニティマーケティングに取り組む1つ目のメリットとしては、顧客を『熱狂的なファン』にできることが挙げられます。

当たり前ですが顧客は、「魅力的な商品を購入したい!」「自分の要望に合った商品を使いたい!」と思うはずです。

そこで企業がコミュニティ内で『お客様の要望をもっと詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?』などと積極的にアクションを起こすことで顧客からのフィードバックを反映させた質の高い新しい商品を開発・改善することができます。

さらに顧客の要望・意見を採用した商品・サービスを販売することで、「この企業は顧客の意見を採用してくれるいい会社だ!」「担当者が顧客の要望を細かくチェックしてくれている!」という印象を与える効果があり、顧客が企業に高い信頼性を持つようになります。

三上
熱狂的なファンの中には、コミュニティにおいて様々な情報を見返りを求めることなく発信してくれるので、ファン同士で問題を解決してくれるというメリットもあります!

メリット②顧客からの良質なフィードバックを受けることができる

コミュニティマーケティングに取り組む2つ目のメリットとしては、顧客からの良質なフィードバックを受けられることが挙げられます。

前述で、顧客の要望・意見を採用した商品やサービスを開発・販売することで顧客が企業に対する信頼性が向上するとお伝えしましたが、企業がコミュニティを活用し積極的に「意見を募集しています!」「何か指摘があれば是非教えてください!」という発信を行うことで、企業がお金を払ってでも得たい『顧客の良質なフィードバック』を無料で得ることができます

また顧客の中には、「商品を使っていて、少し不便だけど伝えるのも迷惑だからやめておこう」「クレームを入れるほどのことでもないし...」と多少のことは我慢して利用している方が多いはずです。

しかし、企業が積極的にコミュニティ内で顧客の細かな意見を聞き取り入れることで、企業が今後の方針を決めやすくなり明確な目標設定ができます。

メリット③今までの顧客と違うファン層を獲得できる

メリット③今までの顧客と違うファン層を獲得できるの画像

コミュニティマーケティングに取り組む3つ目のメリットとしては、今までの顧客と違うファン層を獲得できることが挙げられます。

前述メリット②のように既存顧客または熱狂的なファンから得たフィードバックをもとに開発・改善した商品は、今までの顧客を満足させるだけでなく、自社商品やサービスを利用してこなかった新規ファンを獲得できる可能性があります。

企業は顧客・ファンからのフィードバックを反映させた新商品を販売することで、SNSなどのソーシャルメディアで特に周知しなくても今までの顧客と違うファン層を獲得できることがあります。

また、実際に意見を取り入れてもらった顧客や熱狂的なファンが家族・友人・SNS・口コミサイトなど「周りの人」に対して自主的に商品をPRするの可能性があります。

現代はスマートフォンの普及により、顧客一人ひとりの価値観の多様化が進んでいることから、競合他社に流れない「新たなファンの獲得」「既存ファンの維持」に努めることが重要とされています。

企業として重要度が高く、獲得難易度の高い新規ファンの獲得を可能にしてくれるコミュニティマーケティングは多くのメリットがあるので、積極的に活用し多くのファン獲得を目指しましょう。

SNSを活用する理由コミュニティマーケティングにおいて、顧客の意見・要望を知るためにはTwitter・Instagramなどの『SNS』をチェックすることが有効的です。SNSは誰でも気軽につぶやくことができるので、消費者の本音を聞きやすいという特徴があります。SNSで寄せられるたくさんの意見・要望を取り入れることによって、より多くのファンを獲得・維持することが可能になります。

コミュニティマーケティングを成功させる3つのポイントとは?

ここまで、コミュニティマーケティングを行うことで得られるメリットをご紹介しましたが、コミュニティマーケティングは単に多くのファンを増やしてコミュニティ運営を行えばいいというものではありません。

コミュニティメンバーの意見・要望を取り入れ商品に反映させたり、コミュニティを管理するマネージャーを置いたりと成功させるために様々なポイントがあります。

しかしコミュニティマーケティングを行ったことがない方の中には、「コミュニティマーケティングを成功させるには具体的にどうすればいいの?」「何かポイントがあるの?」と疑問を持つ方がいると思います。

そこでここからは、コミュニティマーケティングを成功させる3つのポイントをご紹介します。

▼コミュニティマーケティングを成功させるポイント▼
  • コミュニティメンバーが求めていることを知る
  • 専任のコミュニティマネージャーを配置する
  • オリジナルグッズ制作で独自の世界観を持たせる

ポイント①コミュニティメンバーが求めていることを知る

ポイント①コミュニティメンバーが求めていることを知るの画像

コミュニティマーケティングを成功させる1つ目のポイントとして、コミュニティメンバーが求めていることを知ることが挙げられます。

コミュニティマーケティングを行うために企業が主導となり、新たにコミュニティを立ち上げる際には『自ら発言する人』『コミュニティを牽引してくれる意志のあるリーダー的存在のメンバー』を中心とした拡散性のあるフォロワー選びが重要です。

企業に所属する社員がコミュニティを作成する場合があると思いますが、コミュニティ自体が作り物っぽくなってしまうため、企業もしくは企業の商品やサービスに強い関心がある気持ちの強いメンバーの中から初期メンバーを選ぶことが望ましいです。

このような熱狂的なファンが主体となることで、コミュニティメンバー一人ひとりが自分の意見・要望を発信しやすくなるので、企業はコミュニティメンバーが商品・サービスに求めていることを知りやすくなります。

三上
コミュニティメンバーが発信する意見・要望を取り入れた商品・サービスを開発・提供することで、「熱狂的なファンの維持」やファンの影響を受けた「新規ファン」を獲得することができるようになります!

ポイント②専任のコミュニティマネージャーを配置する

コミュニティマーケティングを成功させる2つ目のポイントとして、専任のコミュニティマネージャーを配置することが挙げられます。

コミュニティは作っただけで管理する人を決めていない状態だと、コミュニティを発展させることはできずファンが遠ざかる可能性があります。

そこで専任のコミュニティマネージャーを配置し、『コミュニティ活性化の仕掛け役』としての役割を担う、『顧客がコミュニティに入るようなきっかけを作る』ことが重要です。

コミュニティマネージャーの主な役割として以下のようなことが挙げられます。

▼コミュニティマネージャーの役割▼

・コミュニティの立ち上げ
・コミュニティを安全に管理
・コミュニティの活性化

コミュニティの立ち上げ

企業が新規でコミュニティを立ち上げる場合、コミュニティマネージャーを中心に手順を踏みコミュニティを立ち上げる必要があります。

始めに「初期メンバー」を選定しますが、『ポイント①コミュニティメンバーが求めていることを知る』でも記載した通り、自ら発言する人・コミュニティを牽引してくれる意志のあるリーダー的存在のメンバーを選定することが重要です。

ある程度初期メンバーの候補が決まったら、「メール」「チャット」「SNSのDM(ダイレクトメッセージ)」などで直接『コミュニティのメンバーになってほしい』『初期メンバーになってほしい』という旨を伝え、了承を得たらコミュニティに参加してもらいます。

コミュニティを安全に管理

次にコミュニティマネージャーとしての役割として、コミュニティメンバー全員が居心地の良い環境を整え、誰でも気軽に発言でき、積極的にコミュニケーションを取りたくなるような場所を管理することが挙げられます。

もしメンバーが発言した際に、誰も返信しなかったら「無視された」と感じコミュニティから離脱する可能性があります。

そこでコミュニティマネージャーが積極的に返信し、「ちゃんと見てますよ!」というアピールをすることが重要になってきます。

三上
コミュニティ上でトラブルが起こらないためにも、禁止事項を明記した『コミュニティガイドライン』を提示することがとても重要です!

コミュニティの活性化

コミュニティマネージャーは、コミュニティを活性化させるためにコミュニティの交流を促す工夫をする必要があります。

自分の発言により、誰かの疑問や課題が解決されれば、メンバーのモチベーションがアップしコミュニティの活性化が加速します。

またさらにコミュニティの活性化を図るために、『オフライン・オンラインのイベント』や『オリジナルグッズの制作』など様々なイベントを企画し、コミュニティ内の交流を深めることが大切です。

このようにコミュニティマネージャーは、常にコミュニティメンバーのことを考え様々な企画・運営を行う必要があります。

ポイント③オリジナルグッズ制作で独自の世界観を持たせる

ポイント③オリジナルグッズ制作で独自の世界観を持たせるの画像

コミュニティマーケティングを成功させる3つ目のポイントとして、オリジナルグッズ制作で独自の世界観を持たせることが挙げられます。

せっかくコミュニティを立ち上げたとしても、活性化しなければ熱狂的なファンや顧客は離れていき、コミュニティ自体の価値が下がってしまいます。

コミュニティを作り運営していく上で、コミュニティを活性化させるための『独自の世界観』を持たせることが重要です。

企業がコミュニティを運営しているなら、コミュニティ限定の「オリジナルグッズ制作」などを通して独自の世界観を持たせることで、コミュニティの維持・コミュニティが持つ世界観の維持に貢献できます。

コミュニティマーケティングで成功した企業の事例3選

前述では、コミュニティマーケティングを成功させるためのポイントをご紹介しましたが、このポイントを含めここからはコミュニティマーケティングを実施している企業の成功事例をご紹介します。

コミュニティマーケティングを実施している企業の成功事例を参考に、これからのマーケティング活動に役立ててほしいと思います。

▼コミュニティマーケティングの成功事例▼
  • ユーザーが意見を発信して共有する『アマゾン・ウェブ・サービス』
  • 成功事例②オフラインでコミュニティマーケティングを実施する『Snow Peak(スノーピーク)』
  • 成功事例③毎月インスタライブを行い、顧客の生の声を聞く『COHINA』

成功事例①ユーザーが意見を発信して共有する『アマゾン・ウェブ・サービス』

コミュニティマーケティングで成功している事例として、皆さんも日常生活で馴染のある業界大手Amazonの『AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)』が有名です。

・AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とは・・・Amazon.comによって提供されている『クラウドコンピューティングサービス』のことを指します。ウェブサービスに限らず、多種多様なインフラストラクチャーサービスを提供しています。

アマゾン・ウェブ・サービスは、もともとAmazon社内の課題を解決するために生まれたサービスですが、2006年からはAmazon社内に限らず、アマゾン・ウェブ・サービス内で構築したノウハウを外部企業に対して提供を開始しました。

アマゾン・ウェブ・サービスの最大の特徴といえば、このサービスを利用する人々のコミュニティ『JAWS-UG』が存在することです。

JAWS-UGは、どのユーザーでも自由に参加できるコンテンツで、その中で興味・関心に合ったコミュニティを構築し、活発に意見を交換し共有することができます。

また、JAWS-UGでは初心者ユーザーが抱える問題・課題を自分の力で解決することで、ユーザーから感謝されるので自己承認欲求を満たすことができるというメリットがあります。

熱狂的なファンが問題や課題を解決するので、疑似的なサポート機能の役割を担います。

このようにアマゾン・ウェブ・サービスでは、コミュニティマーケティングにかける「コストの削減」と「コミュニティの活性化」の恩恵を受けている成功事例と言えます。

三上
企業内のコミュニティでは、匿名といってもIPアドレスから所属部署等がバレてしまう可能性がありますが、JAWS-UGではこうしたしがらみにとらわれず自由な発言ができるという特徴があります!

成功事例②オフラインでコミュニティマーケティングを実施する『Snow Peak(スノーピーク)』

コミュニティマーケティングの成功事例として、新潟に本社を置くオートキャンプ製品を中心にアウトドア製品の開発・製造・販売を行う『Snow Peak(スノーピーク)』が有名です。

Snow Peak(スノーピーク)は、スノーピーク社と顧客が直接コミュニケーションできるオフラインイベント『Snow Peak Way』を全国のキャンプ場で行うことにより、ファンの生の声を直接入手することに成功しています。

また、年間のスノーピーク製品の購入金額が基準を上回る会員限定で『Snow Peak Way Premium』というイベントに参加できます。

Snow Peak Way Premiumでは、スノーピーク各店舗からのスタッフだけでなく、「営業」「企画部門」「管理」といった様々なスタッフも参加し顧客・ファンとの接点を持つので、ユーザーが本当に求めている商品を開発し販売することができます。

三上
近年では、オンラインによるコミュニティマーケティングが主流になっていますが、スノーピークのようにオフラインのコミュニティマーケティングも高い効果を発揮することを覚えておく必要がありますね!

成功事例③毎月インスタライブを行い、顧客の生の声を聞く『COHINA』

コミュニティマーケティングに成功した企業として、小柄な女性を追求し自分らしく過ごせる服を提供する『COHINA』というファッションブランドがあります。

小柄な女性をターゲットにしているため、従来通りのマーケティング手法だけでは平行線を辿る企業に留まってしまう可能性がありました。

そこでCOHINAは、毎月Instagramを活用し『インスタライブ』を配信し、顧客の生の声を聞くことで顧客の需要を確実に満たすファッションブランドへと成長することに成功しています

熱狂的なファンの意見を定期的に取り入れ、顧客の求めている商品を作ることで多くのファンを獲得している成功事例と言えるでしょう。

三上
顧客が少ない市場への進出にも限らず、インスタライブを活用して顧客の声を聞き効率的にマーケティングを行っていますね!

まとめ

ここまで、「コミュニティマーケティングのメリット・成功させるポイント」「コミュニティマーケティングで成功した企業の事例」をご紹介してきました。

インターネット上で同じ趣味・話題・関心を持ったユーザーの集まりを活用する『コミュニティマーケティング』では、消費者同士のつながりが重要視され、コミュニティを発展させることで売上アップを図ります。

コミュニティマーケティングを実践することで、熱狂的なファンを育てファンから有料級の良質なフィードバックを受けることができるというメリットがあります。

しかしコミュニティマーケティングを成功させるためには、コミュニティメンバーが求めていることを専任のコミュニティマネージャーが把握する必要があります。

また、最近コミュニティマーケティングを始めた方やコミュニティマーケティングをやってみたが成功しないという方は、当記事で紹介している「企業の成功事例」「導入成功者の体験」を参考にしてほしいと思います。

Twitterでフォローしよう

「Clubhouse」に関する記事一覧
おすすめの記事