
「Clubhouse(クラブハウス)」という音声SNSチャットが日本でも話題となっています。2021年1月24日にはシリーズBラウンドで2回目となる資金調達に成功したと発表され、今後もさらなる進化が期待されるサービスです。
このClubhouseはこれまでのSNSコンテンツと異なる点が多数あり、招待制を導入するなど独特な特徴あります。今回の記事では、そんな今大人気のClubhouseのサービス概要や登録方法、使い方まで詳しく解説していきます。
「Clubhouseというアプリが話題になってるけど、どんなアプリなのかよく分からない」
「Clubhouseに登録できたけど、どうやって使えば良いの?」
と、気になる方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
・音声型SNS
・アーカイブが残らないラジオのようなもの
・招待制サービス
・招待枠は最初は一人当たり2枠しかない
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Clubhouseってどんなアプリなの?

世界中で大人気となり、日本でも少しずつ知名度を高めているClubhouseですが、そもそもどんなサービスなのかよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。以下では、Clubhouseの特徴やどのようなことができるのかについて解説していきます。
Clubhouseの運営会社とサービス概要
ClubhouseはAlpha Exploration社によって2020年3月にローンチされました。音声を中心として配信を行うプラットフォームであり、「音声版のTwitter」と言われています。
現在、IT関連の人やインフルエンサーなどを中心に200万人以上のユーザーがいると言われるこのアプリですが、その大きな特徴は招待制を導入していることでしょう。すでにアプリを利用しているユーザーに招待してもらわなければ、サービスを利用することができません。
このような仕組みは、FacebookやInstagramのような既存のメディアには見られなかったもので、話題となっているのです。
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Clubhouseの機能について
Clubhouseでは、オンライン上で他の人と会話を楽しんだり、スピーカーの話を一方的に聞いたりできます。トップページには開催されている「Room(ルーム)」の一覧が表示されており、ユーザーは自分の好みに応じたスピーカーの部屋へ入ることが可能です。
話されている内容も様々で、ビジネス系の真面目な話を展開する部屋もあれば、特に意味もないことを話すだけの部屋もあり、様々なニーズに対応しています。
また、他のSNSの代表的存在とも言える「いいね」や「コメント」の機能が存在していないのも大きな特徴です。ユーザーは余計なリアクションを気にしなくて済むため、ストレスを感じずに済みます。このように、これまでには無かった機能やサービスが人気となり、多くの方に利用されているのです。
Clubhouseの登録方法
ここからは、実際にClubhouseにアカウントの登録を行う手順を見ていきましょう。Clubhouseのアプリは基本的に全て英語表記となっているため、分かりにくい方もいらっしゃると思います。そのような方は、以下の手順に沿って登録を行いましょう。
まず、App Storeでアプリをダウンロードし、トップ画面を開いてください。次のような表示となりますので、ページ下にある「Get your username」をタップしてください。

タップしたら、次は電話番号を入力していきます。

電話番号が正しく入力されていれば、自分宛てに4桁のコードが送信されます。「Enter the code we just texted you」の画面にコードを入力しましょう。

そして、フルネームを記入します。

最後にユーザーネームまで入力すると、登録は完了です。

「We've reserved "入力したユーザーネーム" for you, and we'll text you as soon as your account is ready!」という表示になります。

アプリを利用するためにはすでにアプリを利用している誰かから招待される必要があるため、あとは招待されるまで待ちましょう。
ただし、身近な人で招待してくれそうな人がいないという方もいらっしゃるはず。そのような人は、どうにかして招待コードを入手する必要があります。招待コードの入手方法については、「Clubhouse」の招待コードの入手方法は?使い方も解説!の記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。
また、こちらの記事では他の誰かを招待する方法も記載しているため、誰かをアプリに呼ぶ場合の方法も分かります。
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Clubhouseの使い方

アカウントを登録し、他の誰かに招待してもらえば、実際にアプリを使っていきましょう。サイト上は英語表記であるため、アプリには参加できたものの、使い方がよく分からない方も多いようです。以下ではClubhouseの使用方法について日本語で分かりやすく解説していきます。これから利用する人は参考にしてみてください。
開催されているルームへ参加する
Clubhouseへログインすると、ページ上に開催されているルームが公開されています。表示されているルームはリアルタイムで行われているため、タップすれば参加することが可能です。

実際にルームの中に入ると、参加しているユーザーが一覧で表示されます。プロフィールからフォローすることも可能です。

ルームから退出したいときはページ下の方に「Leave quietly」ボタンがあるので、それを押しましょう。「+」ボタンを使って、他の誰かを追加で招待することもできます。また、一番右にあるのは「挙手」のマークです。会話に参加したい場合にタップしましょう。

ただし、会話に参加したい場合には挙手すれば必ずできるわけではありません。ルームの幹事が許可すれば発言できるようになります。
自分でルームを作成する場合
自らルームを作成し、スピーカーとなりたい場合には次の手順に沿って作成してください。
Clubhouseのトップページ下には「Start a room」というボタンが設置されています。初めに、そのボタンをタップしましょう。

そして「Add a Topic」をタップし、話すテーマを設定しましょう。ここは英語表記ではなく日本語でも問題ありません。

「Open」「Social」「Closed」の中から自分が開催したい種類を選び、一番下の「Let's go」をタップすればルームの作成ができます。

利用するには招待枠が必要

アカウントの登録に関しては上記の手順で簡単に行えるClubhouseですが、アプリを利用するためには招待枠が必要になります。そのため、友達や知り合いに招待してもらう必要があるのです。
ただし、Clubhouseでは招待枠が1人につき2枠までと定められており、招待コードを入手するのは簡単ではありません。招待する側の人も、2枠しかない貴重な招待コードをあまり知らない人に譲りたくないと考えるので、慎重になるのです。SNSなどで招待コードが余っている人を探しても、すぐには見つからないでしょう。
しかし、最近になって招待枠を消費せずに他の人を招待する方法が発見されました。この方法を使用すれば、貴重な招待枠を無駄にすることなく誰かを招待できるため、招待する側とされる側の双方にメリットがあります。気になる方はClubhouseを招待なしで使う裏技とは?の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
現状ではiOS版だけが利用できる

上述したように、大人気となっているClubhouseですが、現状はiOS版のみの利用となっています。そのため、iPhoneなどを使用していなければアプリを使うことができません。
ただし、Androidを使っている方には嬉しいニュースがあります。それは以下のようにAndroid版でもClubhouseを利用可能になる予定があると報じられたことです。
iPhone-Exclusive Clubhouse App Will Soon Arrive to Android
https://www.androidheadlines.com/2021/01/clubhouse-app-coming-android.html

そのため、現在はiOS版のみの利用しかできませんが、今後の更新によってAndroid版でも使えるようになる可能性があるでしょう。
Clubhouseがこれほど人気である理由とは?

現在多数のユーザーがいる音声型プラットフォームのClubhouseですが、その人気の理由はどのようなものなのでしょうか。
以下ではClubhouseが多くの人の関心を集めている理由について詳しく解説していきます。
コロナで外出できず、誰かの声を聴きたいと思っている
2021年1月現在、世界では新型コロナウイルスが猛威をふるっています。自由に外出できる機会も少なくなり、必要最低限しか誰かと会うこともできない状況です。
こうした寂しい時間が続けば、誰かの声を聴きたいと感じている方も多いはずです。Clubhouseではリアルタイムで配信が行われているため、多数の人と一緒に過ごしているような感覚になれます。
まさに、人との繋がりを求めている方にとっては適した新メディアと言えるのです。こうした状況も、アプリが人気となっている理由の一つと言えるでしょう。
招待制という、人の心を捉えた設定
Clubhouseにおける大きな特徴は、招待制システムを導入していることです。1人につき2枠の招待枠が与えられ、他の誰かに招待してもらわなければアプリを利用することができません。
誰でも自由に利用できたこれまでのSNSと違い、使用できる人が限られています。そのため「自分もやってみたい!誰か招待してほしい!」と考える方も多いでしょう。
こうした人間の心理が働き、ユーザーの数も増加していることが予想できます。
「ながら」作業が可能なサービス
Clubhouseは声を中心としたメディアです。そのため、家事や料理など、他の作業をしながらサービスを利用することができます。これまでは動画や写真など、視覚をベースにしたメディアが多かったため、複数の作業を行いたいユーザーのニーズに応えた新たなアプリと言えるのです。
こうした「ながら」作業を行うことを求めるユーザーが多い現代であることが、このアプリが人気になっている理由の一つと考えられます。
まとめ

Clubhouseはオンラインで他の人とコミュニケーションが取れ、コロナ渦で寂しい思いをしている方にとっては頼もしいアプリであると言えます。
「いいね」や「コメント」のように、既存のメディアでは当たり前に設定されていた機能が排除されており、ユーザーはSNS疲れを起こすことなく利用できるのです。
もし、アプリを利用したい場合にはアカウント登録を行なった上で誰かに招待してもらわなければなりません。そのため、登録すればすぐに使用できるわけではないことは押さえておきましょう。
運よく誰かに招待してもらえれば、音声チャットを楽しんでみてはいかがでしょうか。