名刺交換は、ビジネスシーンにおいてお互いの第一印象を決める大事な場面です。
近年は、ペーパーレスが推進されていることや、コロナ禍の影響で直接接触を避ける傾向などもあり、デジタル名刺が大きく注目されています。
多くのデジタル名刺サービスが次々に提供を開始していますが、3Dアバターが名刺から飛び出すという画期的な演出で、特に脚光を浴びているのが「A-Meisi(エーメイシ)」です。
この記事では、おすすめのデジタル名刺サービス「A-Meisi」について、特徴や使い方などをわかりやすく紹介します。
デジタル名刺に関心があり、導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
A-Meisi(エーメイシ)とは
A-Meisi(エーメイシ)とは、AR・VR・MRなどのXR(クロスリアリティ)専門のソフトウェア開発会社であるダフトクラフト株式会社によるデジタル名刺です。
リアルな自分の3Dアバターが名刺から飛び出すことにより「忘れられない名刺交換」をつくり出すことができる次世代型の名刺サービスとして、2022年12月から提供が開始されています。
A-Meisi(エーメイシ)の概要と特徴
A-Meisiは、名刺交換の時間を従来の「一方的な自己紹介」から「相互コミュニケーション」に変換できるツールで、アプリの要らないブラウザ型のデジタル名刺です。
360度カメラ撮影で生成されたリアルな自分の3Dアバターを使用することにより、全身を使ったオリジナルの自由な自己表現が可能です。
アバターは「走る」「ジャンプ」などの動作の表現も可能で、情報だけでなくゲームのような操作性もプラスされた画期的な名刺となっています。
写真や動画なども使って自分を表現できるため、従来の紙の名刺では「ありきたりで記憶に残らない」といった悩みも解決できます。
A-Meisi(エーメイシ)が提供するデジタル名刺サービスの詳細
外出先で名刺を渡したいと思った時に、名刺を持参するのをうっかり忘れてしまっていたり、切らしてしまっていたという経験がある人は少なくないでしょう。
A-Meisiなら、スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも名刺を配布したり閲覧が可能です。
使い方は、スマートフォンのカメラで2次元コードを読み取り、Webページにアクセスするだけなので、VRヘッドセットやアプリのダウンロードは不要です。
また、A-Meisiでは複数のプロフィールを1つのデジタル名刺としてまとめることができるため、いくつもの名刺をバラバラに持ち歩く必要がありません。
さらに、情報は日々アップデートできるため、役職名の変更や期間限定の告知、最近のマイブームなど、紙の名刺では難しかったリアルタイム性のある情報も、相手にタイムリーに知らせることができます。
A-Meisi(エーメイシ)の利用方法
それでは、実際にA-Meisiを登録してみましょう。
公式サイトでは、30日間無料でProプランのトライアル利用が可能です。
公式サイトへアクセスし、プロフィール情報を入力すると、すぐに利用が開始できます。
利用登録の方法について、まずは新規登録の方法から順を追って解説します。
新規登録方法
A-Meisiの新規登録は、公式サイトにアクセスして簡単に行うことができます。
公式サイトでは「ダフトガイド」というチャットサービスが提供されているため、不明な点は気軽に質問することが可能です。
公式サイトの「1分で新規登録(無料)」のボタンをクリックし、続けて「トライアルを始める」をクリックします。
ユーザーIDとなるメールアドレスと、パスワードを決めて入力し、利用規約とプライバシーポリシーを確認したらチェックを入れ「認証メールを送信」ボタンをクリックします。
認証メールが届いたら、メール内のURLをクリックするとアドレスが認証され、新規登録は完了します。
プロフィールの登録方法
新規登録ができたら、次にプロフィールを作成していきます。
先ほど登録したメールアドレス(ユーザーID)とパスワードでログインします。
デジタルプロフィールの画面に変わったら「次にすすむ」をクリックします。
パーソナルプロフィールとして、氏名と読み方を登録します。
次にビジネスプロフィールとして、会社名、部署名、役職、公式Webサイトを登録します。
該当がない場合は空欄でも登録が可能で、後から修正することもできます。
続いて、プロフィール写真を登録します。
写真の登録は、省略しておいて後から登録することもできます。
ここまでで、最低限の情報は登録完了できました。
あとは、SNSのリンクを追加したり、プロフィールの詳細を入力して、プロフィールを充実させていきましょう。
ブランドロゴなどの登録も可能です。
NFCグッズ化の手順と利点
A-Meisiでは、様々な形状のNFCタグに、A-Meisiのプロフィールを登録することができます。
URLがNFCタグに連動されているため、スマホをかざすだけでA-Meisiが立ち上がるようになります。
NFCグッズは、A-Meisiに登録後、オプションとして申し込むことで利用できますが、グッズは別途料金での購入が必要です。
NFCグッズの利用法は2つあり、まずひとつは、自分自身で持ち歩いて名刺交換が必要な場面になったら、スマホをかざしてA-Meisiの自動読み込みができることです。
そしてもうひとつは、オリジナルの販促グッズとしての活用になります。
キーホルダーなど常に身近にある物に、A-MeisiのNFCタグを搭載することで、一歩進んだオリジナルグッズとして名刺を配布できるようになるため、その付加価値はとても大きいと言えるでしょう。
A-Meisi(エーメイシ)の活用例
デジタル名刺として機能性の高いA-Meisiですが、実際にはどのような活用方法があるのでしょうか。
A-Meisiにおける名刺交換は、NFCタグの読み取り、またはQRコードの読み取りによって行うため、従来の名刺交換とは違った様々な有効活用ができます。
ここでは、名刺交換における活用と、スマートフォンでの使い方について解説します。
名刺交換におけるAR演出とNFCの活用
A-Meisiは、3Dアバターを登場させるAR演出が搭載された「AR名刺」です。
ARとは、Augmented Reality(拡張現実)のことで、名刺にARを紐付けておくことで、立体的なデジタルコンテンツや動画などにアクセスできます。
まずは興味や好感を持ってもらえることは、その後に続く会話に良い影響を及ぼすに違いありません。
さらに、重機や建設物など大きな商材の3Dモデルも登録できるため、これまでは難しかった立体物を臨場感たっぷりに表現でき、リアルに見せながらプレゼンテーションが行えます。
また、A-MeisiはNFCの機能を活用したデジタル名刺でもあります。
NFCとは、対応の機器同士を近づけると情報を赤外線通信のように転送できる仕組みです。
A-Meisiでは、オプションによりNFCグッズの作成も可能で、NFCタグにスマホをかざすだけで表示できるため、よりスマートに名刺交換が行えます。
スマートフォンでの利用方法
A-Meisiは、スマートフォンのカメラで2次元コードを読み取り、Webページにアクセスするだけで利用が可能です。
VRヘッドセットを用意したり、アプリをダウンロードする必要がなく、シンプルな操作で使えるのが特徴です。
A-Meisiをスマートフォンのカメラで読み込むとWebページが立ち上がり、画面中央に3Dアバター、右下にジャンプボタン、左下にジョイスティックが表示されます。
ジョイスティックを操作することで、ゲーム感覚で好きな方向にアバターを移動させることが可能です。
3Dアバターを移動して画面内のチェックポイントにタッチすると、公式ホームページや名刺データのページなどに遷移させることができます。
A-Meisi(エーメイシ)の料金プラン
A-Meisiのプランには、「Proプラン」と「Pro+ARプラン」の2種類が用意されています。
種類 | 年間払い | 月間払い |
---|---|---|
Proプラン | 1ヶ月あたり500円(年間6,000円) | 600円(1年間で7,200円) |
Pro+ARプラン | 1ヶ月あたり2,400円(年間28,800円) | 3,000円(1年間で36,000円) |
1ヶ月あたりの料金で比較すると、年間払いが割安に設定されています。
Proプランの主な機能は、次の通りです。
- 複数(最大3件まで)のプロフィール登録
- SNS/カスタムリンクの登録
- 写真・動画・PDF資料の登録
- カラーモードの変更
- アクセス解析
- 連絡先のダウンロード
Pro+ARプランでは、Proプランの機能に加えて、3Dアバターの登録・AR表示・アバターアニメーション制御が可能になります。
A-Meisi(エーメイシ)に関するよくある質問とその回答
A-Meisiについて、よくある質問の中からピックアップして紹介します。
A-Meisiはどんな人におすすめですか?
特におすすめなのは、複数の肩書きや役職などを持つマルチタイトルホルダーの方です。
A-Meisiは、自分のAR名刺ページに複数の名刺情報を登録できるため、今まで1枚の名刺に載せきれなかった情報も、一括して相手に渡すことができます。
さらに、名刺情報はそのまま名刺管理ソフトに登録することも可能です。
3Dアバターは自分自身の姿でないとダメですか?
いいえ。3Dアバターは、必ずしもご自身の姿である必要はありません。
人の他に、マスコットキャラクターや建造物など何でも自由にARでの表示が可能です。
A-Meisiの主な利用シーンや目的は何ですか?
A-Meisiは、飛び出す3Dアバターや、アバターを操作できるミニゲームなどの仕掛けを通して、明るく親しみのある印象を与えられ、アイスブレイクのきっかけにすることが可能です。
また、建築重機や家具などサイズが大きく持ち運びが不自由なものでも、商材の3DモデルをA-Meisiに登録しておけば、スマホひとつで実物がイメージしやすいプレゼンテーションができます。
まとめ
今、注目のデジタル名刺「A-Meisi(エーメイシ)」について、特徴や使い方、活用方法などを紹介しました。
A-Meisiは、アプリのダウンロードが不要なブラウザ型のデジタル名刺です。
テキストによる情報だけでなく、3Dアバターを使って自由に自己表現をしたり、画像や動画なども含めた多くの情報を、常に最新の状態で相手に渡せることがメリットです。
また、名刺交換においてデジタル名刺を採り入れることは、単なる情報交換のみにとどまらない大きな可能性を含んでいます。
紙の名刺では伝えきれなかった自己アピールや、会社・事業にかける想いなどもあわせて伝えることができるからです。
A-Meisiの導入をきっかけに、名刺交換のあり方を見直し、忘れられない名刺交換を体験してみてはいかがでしょうか。