lit.link(リットリンク)などのリンクまとめサービスを使うとシャドウバンされるというSNSの投稿を目にした方はいますか?
シャドウバンとは、ハッシュタグで検索してもアカウントが表示されなかったり、他のユーザーが自分のアカウントを探せなくなるといった現象のことです。
Twitterでは、リンクまとめサービスを使用するとシャドウバンされるというようなツイートを見かけますが、実際は利用規約違反や投稿に問題があります。
そこで当記事では、「lit.link(リットリンク)を使うとSNSがシャドウバンされるのか」「シャドウバンされる理由と対処法」を徹底解説します。
結論!lit.link(リットリンク)を使ってもシャドウバンされない
TwitterやWebサイトで、「SNSのプロフィール欄にリンクまとめサービスを貼るとシャドウバンが起きる」というような報告がいくつか上げられていますが、lit.link(リットリンク)をSNSのプロフィール欄に貼り付けてもシャドウバンされることはありません。
当記事の筆者で、Instagramのプロフィール欄に約半年間以上lit.link(リットリンク)を貼っている私でさえもシャドウバンに遭ったことがありません。
ここで、Instagramのプロフィール欄にlit.link(リットリンク)を貼り付けた状態で投稿した2か月おきのアナリティクスデータを見ていきましょう。
月が経つにつれてフォロワーが増えた影響もありますが、急激なインプレッション低下やハッシュタグ流入数の低下は全く見られませんでした。
以上の結果から、SNSでlit.link(リットリンク)を使ってもシャドウバンの対象にならないことが分かりました。
そもそもシャドウバンとは?
前述より、SNSでlit.link(リットリンク)を使用してもシャドウバンの対象にならないことを解説しましたが、「そもそもシャドウバンって何?」と疑問に思う方がいるのではないでしょうか。
シャドウバンとは、ハッシュタグ検索に載らなくなったり、他ユーザーが自分のプロフィールを探せなくなる現象のことです。
アカウントがシャドウバンされると以下のような現象が起こります。
・ハッシュタグ検索結果に表示されなくなる
・投稿がフォロワー外に表示されなくなる
・いいねやフォローされなくなる
・自分のプロフィールを探せなくなる
このようにシャドウバンに遭うと、フォロワー以外には自分の投稿が表示されなくなるので、結果インプレッション数が激減します。
また、FacebookではInstagram for Businessがシャドウバンについて以下のように投稿しています。
ユーザーがハッシュタグ検索で問題を経験し、投稿が表示されないことを理解しています。私たちは、利用可能なリソースを使用して、システムの改善に継続的に取り組んでいます。
コンテンツを開発するときは、ハッシュタグではなく、ビジネスの目的や目標に焦点を当てることをお勧めします。Instagramで成功するには、適切なオーディエンスをターゲットとする成長戦略を立てることが不可欠です。
Instagramの優れたコンテンツは、単に優れたクリエイティブです。そして、それはあなたがどんなマーケティングチャネルにも適用するのと同じ3つの創造的な原則に従います:
-明確な視覚的存在感を持たせる:ロゴ、象徴的なブランド要素、ブランドカラー、または有名な製品を含めて、コンテンツを明確にし、コミュニティが簡単に認識できるようにします。
-ストーリーテラーになる:ビジネス目標をサポートするストーリーを伝えます。特定の製品の認知度を高めたい場合でも、売り上げを増やしたい場合でも、画像を確認し、後者を主な目標までコピーしてください。
-クリエイティブに思いを馳せましょう。目立つように巧みに作りましょう。これは、Instagram用に追加のコンテンツを作成する必要があるという意味ではありません。それはあなたがあなたのビジネスでするのと同じくらい多くの愛と注意をコンテンツに入れてインスピレーションを与える必要があることを意味します。
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
公式ではシャドウバンを正式に認めていませんが、ハッシュタグ検索において不具合があることを認知しています。
Instagramユーザーは、シャドウバンされないように規約を守るかシステムが改善されるのを待つしかないようです。
Instagram(インスタグラム)でシャドウバンされる5つの理由
公式Instagram(インスタグラム)は、シャドウバンを認めていませんが、システムが規約違反と判定したコンテンツに関してはシャドウバンの対象になる可能性があります。
そこでここからは、Instagram(インスタグラム)でシャドウバンの対象になる5つの理由について紹介します。
- 規約違反している
- 自動フォロー・いいねツールを利用している
- タグバンされている
- フォロワーやアンチから報告されている
- センシティブな投稿を続けている
知らずしらずのうちにシャドウバンになっていたということがないように、予めシャドウバンされる原因を知っておきましょう。
1.規約違反している
Instagram(インスタグラム)ユーザーの中には、知らずしらずのうちに規約違反している方が大勢います。
たとえば、インターネットで拾ってきた画像や動画を自分のInstagram(インスタグラム)アカウントで投稿した場合です。
Instagramコミュニティガイドラインでは、インターネットでコピーして手に入れた画像や動画は使用しないようにしてくださいと規約で決められています。
また、他ユーザーの投稿を自分のアカウントで引用・シェアできる「リポスト」という再投稿機能がありますが、これも規約違反になる可能性があります。
Instagramユーザーは、シャドウバンされないように利用規約やコミュニティガイドラインをよく読むようにしましょう。
2.自動フォロー・いいねツールを利用している
Instagram(インスタグラム)で、自動いいね・自動フォローなどの機能が使える自動ツールを使用することでシャドウバンの対象になることがあります。
自動ツールとは・・・Instagramでいいね・フォロー・フォロー返しといったアクションをAIが自動で行うツールのことです。
自動ツールを使用することで、インスタユーザーに向けて様々なアクションを起こすのでフォロワーが増えやすくなります。
Instagramのコミュニティガイドラインでは、いいねやフォローを人為的に集めたりせず有意義で誠実な取引を心掛けてくださいという風に記載されています。
自動ツールを使用したInstagramの利用は、このような利用規約に違反しているとみなされ、シャドウバンの対象になるので注意しましょう。
3.タグバンされている
Instagram(インスタグラム)では、ハッシュタグ検索しても自分の投稿が表示されなくなる「タグバン」という種類のシャドウバンが存在します。
たとえば、猫系インスタグラマーが「#catlove」というハッシュタグを付けて投稿したとします。
当然シャドウバンされていなければ検索で「#catlove」と調べれば最近の投稿という場所に自分の投稿が表示されます。
しかし、タグバンされていると何度検索しても自分の投稿が表示されなくなってしまいます。
また、常に同じハッシュタグを付けて投稿しているユーザーもタグバンが起こりやすくなります。
タグバンが起きないためにも、投稿するコンテンツに合ったタグを設定するようにしましょう。
4.フォロワーやアンチから報告されている
SNSで活躍するインフルエンサーや芸能人は、アンチの妬み・嫉みから報告されシャドウバンが起きることがあります。
多くのフォロワーを抱え、人気が出るとそれをよく思わないアンチが報告行為を行う場合があります。
報告が多ければ多いほど、アカウント凍結やシャドウバンを受けやすくなります。
もしこのような悪質な報告被害を受けたら、Instagramの運営会社であるFacebookに問い合わせることで解決することがあります。
5.センシティブな投稿を続けている
Instagramでセンシティブな投稿をするとシャドウバンの対象になることがあります。
センシティブな投稿とは・・・一般的に刺激が強いとされる過激な画像や動画を投稿することです。
センシティブな投稿は、暴力的な描写・薬物・賭博・仮想通貨など多くの項目が対象となっています。
最近では、「体温計」や「マスク」といった投稿をしただけでシャドウバンされたという報告もあるので、投稿する前にセンシティブな投稿に違反していないかを確認しましょう。
Instagram(インスタグラム)でシャドウバンされた時の対処法5選
前述では、Instagram(インスタグラム)でシャドウバンされる5つの理由を紹介しましたが、ここからはシャドウバンされた時の対処法を5つ紹介します。
- 利用規約をよく読む
- 自動ツールを使用しない
- ハッシュタグの付けすぎ・同一ハッシュタグは避ける
- インスタグラム運営へ報告する
- 1日間何もせずに放置する
それぞれの対処法について詳しく解説していきます。
1.利用規約をよく読む
シャドウバンされる前の対処法でもありますが、InstagramなどのSNSを始める際は、必ず利用規約に目を通すようにしましょう。
利用規約を一切読まずにSNSの運用を始めると、気がついたら規約違反してしまいシャドウバンされていることがあります。
公正取引委員会の調査によると、インターネットの利用規約を全て読んでいる割合は、わずか5.5%と言われています。(参考:クラウドサインより)
利用規約は文章が長いので読むのが面倒くさいという方もいると思いますが、シャドウバンされないためにも目を通すようにしましょう。
2.自動ツールを使用しない
Instagram(インスタグラム)でシャドウバンされないために、自動化ツールを使用しないようにしましょう。
前述「2.自動フォロー・いいねツールを利用している」でも解説したように、自動ツールを使用することで規約違反となりシャドウバンの対象になります。
また、Instagramでは全てのアクションにおいて利用制限を設けているため、何度も利用制限に引っかかると機械的にフォロワーを集めているとみなされます。
ここで、Instagramの利用制限の概要を紹介します。
・いいね:24時間で1,000回以上で制限
・フォロー数:1時間に200人をフォローすると制限
・ハッシュタグ:1投稿30個以上つけると制限
・コメント:1時間に15回以上で制限
SNSに時間を割けない時でも自動ツールを使用すると、自動でいいね・フォローといったアクションを行うので、フォロワーが増えやすくなるというメリットがあります。
しかし、Instagramのコミュニティガイドラインではいいねやフォローを人為的に集めることを禁止しているので、自動ツールは利用しないようにしましょう。
3.ハッシュタグの付けすぎ・同一ハッシュタグは避ける
Instagram(インスタグラム)でシャドウバンされないために、ハッシュタグの付けすぎと同一タグでの投稿は避けるようにしましょう。
Instagramでは、ハッシュタグは30個までという決まりがあります。実際に30個以上ハッシュタグを付けようとすると「ハッシュタグは30個までです」という警告が表示されます。
また、同一ハッシュタグを多用しているとシャドウバンの対象になる可能性があるので注意が必要です。
4.インスタグラム運営へ報告する
ここまで紹介してきた対処法を実行してもシャドウバンが解除されない場合は、Instagram運営に報告を入れましょう。
規約違反が見られず、特に問題がないようなら数日後にシャドウバンが解除される可能性が高まります。
ここからは、Instagram運営へ問題報告する方法を紹介します。
1.設定から「ヘルプ」をタップします
ここでは、設定画面を開き、ヘルプを表示させるところまで解説します。
まずはアカウントマイページを表示させ、「縦三本線(上記画像①)」をタップします。
次に、「設定」をタップします。
複数の設定項目が表示されるので、「ヘルプ」をタップします。
2.問題報告から「機能の問題」をタップし、発生した問題を記入する
ここでは、問題報告の方法を解説します。
まずは「問題を報告」をタップします。
次に、「機能の問題」をタップします。
次に、発生した問題と簡単な説明、再現方法を記入します。※画像などのアップロードも可能です
全ての記入が終わったら、右上にある「送信」というボタンをタップします。
以上で、Instagram運営へ問題報告する方法は完了です。
利用規約を守り、何も違反していないのにシャドウバンが実行されているユーザーは、このようにInstagram運営に問題報告することで解決する場合があります。
5.1日間何もせずに放置する
SNSにおけるシャドウバンは、1日から数日間何もせずに時間をおくと、シャドウバンが解除されることがあります。
シャドウバン解除のためにSNSを放置している間は、ツイート・いいね・フォローなどのアクションを起こすと解除までの期間が延びる可能性があるので注意しましょう。
またユーザーの中には、1日でシャドウバンが解除された人もいれば、1ヶ月経って解除される人もいます。
自分のアカウントがシャドウバンを受けていることが確実なら、数日間何もせずに放置するのも得策です。
シャドウバンチェックサイトを紹介!
Shadowban Test(シャドウバンテスト)というサイトを利用することで、Twitterアカウントがシャドウバンされているかどうか調べられます。
以前は「shadowban.eu」というシャドウバンされているか調べられるサイトがありましたが、閉鎖されています。
Shadowban Test(シャドウバンテスト)では、調べたいアカウントのユーザーネームを入力して検索することで、簡単にシャドウバンされているか調べられるという特徴があります。
ここで、Shadowban Test(シャドウバンテスト)で調べられるテスト項目を紹介します。
・検索候補BAN:ハッシュタグを含むツイート検索機能を使用した際に、検索結果に対象のアカウントが表示されなくなります。
・サーチBAN:ツイートが検索結果に表示されなくなります。
・ゴーストBAN:リプライ一覧にツイートが表示されなくなります。
・リプライデブースティング:ツイートしたリプライが「返信をさらに表示」をタップしないと表示されないようになります。
それではここから、Shadowban Test(シャドウバンテスト)の使い方を紹介します。
まずは、「Shadowban Test(シャドウバンテスト)」を開きます。
次に、「username」と書かれている場所にシャドウバンされているか調べたいアカウントのユーザーネームを記入します。
記入が終わったら「CHECK」というボタンをタップします。
するとユーザーネーム記入欄下の各検査項目に、緑色チェックマーク・黄色ビックリマーク・赤色危険マークが表示されます。
それぞれの検査結果の概要は、以下の通りです。
・緑色のチェックマーク:シャドウバンされていない
・黄色ビックリマーク:判定失敗
・赤色危険マーク:シャドウバンされている
以上で、Shadowban Test(シャドウバンテスト)の使い方の紹介を終了します。
まとめ|lit.link(リットリンク)を使ってもシャドウバンの対象にはならない
ここまで、SNSでシャドウバンされる理由や対処法などを紹介しました。
結論から申し上げますと、lit.link(リットリンク)をSNSで投稿したり、プロフィールに貼り付けたとしてもシャドウバンの対象にはなりません。
万が一、lit.link(リットリンク)を貼り付けてシャドウバンされているとしたら、当記事で紹介しているような「利用規約に違反している」や「自動ツールを使用している」ことによる影響が考えられます。
SNSでシャドウバンを受けないように、当記事で紹介している対処法を参考にしてください。