現在、ショップカードを取り入れているお店は増えつつあります。
ショップカードを配ることで知名度の向上や売上増加につながるといったメリットがあります。
しかし、そのためには一目見て興味を抱かせるようなおしゃれなデザインが必要です。
当記事では、ショップカードのデザイン作成におすすめなツールをいくつかご紹介します。
おしゃれなショップカードを作りたいけど、自分でデザインするのは苦手…という方は是非参考にしてください。
ショップカードとは?
まず、ショップカードについて詳しく説明します。
ショップカードとは、いわばお店の名刺のようなものです。
ショップ名やお問い合わせ先、HPやSNSアカウントなどお店の伝えたい情報を記載します。
レジ前などに置いておくことで、お客さんは気軽に手に取ることができ、お店を覚えてもらうきっかけになります。
サイズが小さい上にチラシよりも捨てられにくいことから、宣伝用として利用するのに効果的です。
ショップカードを作成して、顧客獲得や売上アップにつなげていきましょう。
ショップカードを作成する際に押さえておくべきポイントは?
では、ショップカードを作る際に押さえておくべきポイントはなんでしょうか。
ショップカードをせっかく作ったのに全然効果が出ない…という状況は避けたいですよね。
お客さんが手に取りやすく、覚えられやすいものにする上で大切なことは大きく分けて3つです。
・素材や特殊加工にこだわる
・手作り感やオリジナリティを出す
・情報をすっきりさせる
・テンプレートや作成代行サービスを利用する
一つずつ説明していきます。
素材や特殊加工にこだわる
皆さんがよく目にするショップカードは紙の素材のものが多いのではないでしょうか。
しかし、一緒くたに紙といっても、いくつかの種類があります。
手触りがザラっとしていたり、サイズが正方形だったり、中にはスケルトンや凹凸などの加工が施されたカードもあります。
また、プラスチック製や金属製など紙以外の素材にするのもおすすめです。
お客さんが目にした時や手に取った時、よりインパクトが与えられるような材質にこだわることが大切です。
手作り感やオリジナリティを出す
印象強いショップカードにするために、程よい手作り感を出しましょう。
手書きフォントを使用したり、イラストを描いたりすることで温かみのある通いやすいお店であることを伝えられます。
もちろんお店の雰囲気にもよりますが、このような仕組みをデザインに取り入れたショップカードは、オリジナリティが出るため効果的です。
情報をすっきりさせる
お店のことをたくさん知ってもらいたいからといって、情報を詰め込みすぎてはいけません。
情報量が多いと単純に見づらくなり届けたい内容もわかりにくくなってしまいます。
お客さんがパッと見てすぐにどんなお店かわかるようすっきりさせることが大切です。
ショップカードを通して何を伝える必要があるのかをしっかり把握し、目的に沿って記載する内容や大きさを変えていきましょう。
テンプレートや作成代行サービスを利用する
今では多くの印刷会社やデザインサイトが名刺用・ショップカード用のテンプレートを用意しています。
また、中にはテキストベースで要望を伝えたり、見本となるデザインを送るだけで代わりに作成してくれるサービスも存在します。
おしゃれなデザインにしたいけど自分で作るのは抵抗があるのであれば、このようなテンプレートや代行サービスを是非利用してみてください。
ショップカードのデザイン作成におすすめなツール8選!
ここからはショップカードのデザイン作成におすすめなツールを紹介していきます。
印象強くオリジナリティのあるショップカードが効果的であることは先述したとおりです。
しかし、デザインを一から作成するのはちょっと厳しい…という方も多いのではないでしょうか。
その場合は、テンプレートなどがあるツールの利用を強くおすすめします。
デザインに苦手意識を持つ方は、無理せず手助けしてくれるものを使っていきましょう。
今回紹介するツールは以下のとおりです。
・Canva
・Visme
・ラクスル
・ショップカードPRO
・パプリ by アスクル
・デザイン名刺.net
・Microsoft – Office テンプレート
・クラウドワークス
順番に説明していきましょう。
Canva
Canvaは名刺やサムネイル、プレゼン資料など幅広い用途で利用できるデザインツールです。
無料で使えるテンプレートが豊富で、簡単に操作できる点が多くのユーザーを持つ要因となっています。
Canvaではアップロードした写真や背景をフィルター加工できるため、デザイン全体の雰囲気に統一感を出せます。
デザインに馴染みのない方でも、簡単かつ無料でおしゃれに仕上げられるおすすめのツールです。
全ての素材を使うには有料プランに入る必要がありますが、無料プランでも十分に作成可能です。
ツール名 |
Canva |
特徴 |
・42万以上のテンプレート素材がある ・PCでもスマホでも簡単に作成できる ・幅広い用途に合ったテンプレートが選択可能 |
価格 |
無料(素材に制限あり) プロ:月額1,000円〜 |
Visme
Vismeは世界で多くの人に利用されている無料のデザイン作成ツールです。
日本語には対応していませんが、直感的に操作できて初心者でもプロレベルのデザインが作成できます。
Canvaと同様に豊富なテンプレートを持っています。
大手企業で多く利用されている点でも安心です。
ツール名 |
Visme |
特徴 |
・直感的に操作可能 ・オフラインでも使用できる ・大手企業にも使われている世界的なツール |
価格 |
無料(素材に制限あり) プロ:月額3,700円〜 |
ラクスル
ラクスルはデザイン作成から発注まで一通り行える印刷会社です。
無料のテンプレートもあり、個人の方でも簡単かつ低価格で発注できます。
ショップカードは通常の名刺サイズ以外にも二つ折りや三つ折りなど、印象を強く与えられる素材が選べます。
とにかく手間かけずに素早くデザインから発注まで行いたい方はラクスルでの作成がおすすめです。
素材や品質が気になる方は無料サンプルを取り寄せてみるのもよいでしょう。
ツール名 |
|
特徴 |
・デザイン作成〜発注まで可能 ・無料テンプレート素材あり ・二つ折りや三つ折りなどが選べる |
価格 |
無料(テンプレート素材) 印刷発注は別途ご確認ください。 |
ショップカードPRO
ショップカードPROは50年の歴史を持つ老舗印刷会社が手掛けるショップカード専用の印刷ツールです。
ラクスルと同じく、デザイン作成から発注まで完結できます。
一般のカードだけでなく耐水性加工やスケルトン(透明)加工も可能なため、よりインパクトのあるショップカードが作成可能です。
また、イラストレーターやフォトショップでのデータ入稿に対応しているほか、デザインが苦手な人向けに作成代行サービスも用意されています。
細かいところまでオリジナリティを出せる点においてとても長けているツールです。
ツール名 |
|
特徴 |
・デザイン作成〜発注まで可能 ・オリジナリティを出せる特殊加工が多い ・デザイン作成代行サービスあり |
価格 |
デザイン作成代行:2,000円〜 印刷発注は別途ご確認ください。 |
パプリ byアスクル
パプリは、日用品など様々なアイテムを販売するアスクルが提供する印刷サービスです。
ショップカードを含む4種類のカードが作成でき、紙だけでなくPET素材(耐水性プラスチック)にも対応しています。
PowerPoint用のテンプレートでは、業種などのカテゴリーごとに合うものが分けられているので、デザインが苦手な方でも選びやすい仕掛けとなっています。
100枚から注文可能、1,000円以上で送料無料という点も強みの一つです。
ツール名 |
|
特徴 |
・販売サイト「アスクル」が提供している ・PET素材にも対応 ・テンプレートはカテゴリー別で選びやすい |
価格 |
無料(テンプレート) 印刷発注は別途ご確認ください。 |
デザイン名刺.net
デザイン名刺.netはおしゃれな名刺・ショップカード作成に特化したツールです。
こちらも作成から印刷発注までを行なっています。
ショップカードだけでも豊富なカテゴリーとテンプレートが存在しており、デザイン例もわかりやすいです。
専用の裏面デザインがポイントカードやメモカードにもなり、より効果を発揮するショップカードが作成可能です。
デザインも機能も大事にしたテンプレートを利用したい方におすすめです。
ツール名 |
|
特徴 |
・おしゃれで多彩なテンプレートから選べる ・スピード印刷可能 |
価格 |
無料(テンプレート) 印刷発注は別途ご確認ください。 |
Microsoft – Office テンプレート
MicrosoftのOfficeテンプレートでもショップカード用のデザインテンプレートが存在します。
OfficeのためテンプレートはPowerPointの用のデータですので、普段からPowerPointを利用している方におすすめです。
ツール名 |
|
特徴 |
・用途ごとのテンプレートが豊富 ・PowerPointユーザー向け |
価格 |
無料(テンプレート) |
クラウドワークス
最後はやや違った観点からおすすめする方法として、クラウドワークスを紹介します。
クラウドワークスはインターネット上で業務を他人に依頼するクラウドソーシングサービスです。
デザインが苦手でどうしても自分では作成できないという方は、思い切ってクラウドワークスを利用してデザイナーを探してみるのも一つの手です。
名刺やカードデザインの作成要望に沿ったデザイナーを見つけることも可能で、時間単価1,000円以下から依頼できる場合も。
お店のイメージを担うショップカードだからこそ最高のデザインにしたい!という方は是非利用してみてください。
ツール名 |
|
特徴 |
・おしゃれで多彩なテンプレートから選べる ・スピード印刷可能 |
価格 |
無料(テンプレート) 印刷発注は別途ご確認ください。 |
まとめ
ここまでショップカードのデザイン作成におすすめのツールを8つご紹介しました。
ショップカードはデザインツールを利用して作成だけする方法と、印刷サービスのテンプレートを利用して作成から発注までを一括させる方法の二種類があります。
ショップカードのデザインを作成する際に押さえておくべきポイントは、
・素材や加工を意識して作成すること
・情報を詰め込みすぎないこと
・テンプレートや作成代行サービスを利用すること
です。この3つを押さえた上でオリジナリティを出すことでより強い印象を与えられます。
しかし、このようなポイントを押さえたデザインを作成するのはやや技量が試されてしまい、手間もかかります。
自分でデザインを作るのに抵抗を感じる方は、今回紹介したツールやサービスをぜひ利用して、より効果的なショップカードを作成しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。