SNSの運用案件内容	費用相場
SNSへの投稿画像の作成	1点につき1,000円～5,000円前後
SNSへの投稿代行	1ヶ月2,000円～10,000円前後
投稿内容の作成を含むSNSへの投稿代行	1ヶ月10,000円～30,000円前後
英語によるSNSへの投稿代行	1ヶ月20,000～50,000円前後

SNS運用代行の相場は、請け負う作業内容や投稿の頻度によって大きく異なります。

中には固定報酬を設けず、フォロワーの獲得など完全成果報酬型の案件も見られました。

簡単な作業代行で月に数千円～1万円程度、クリエイティブな内容を含む運用代行だと1万円～3万円程度の報酬が得られるケースも少なくありません。

こういった案件を複数獲得して運用できれば、比較的容易に月数万円の副業収入を得ることが可能です。

SNS運用代行の副業が向いている人・向いていない人

SNS運用代行は参入のハードルが低く、誰でも始めやすいため人気の副業です。

しかし、SNS運用代行には向き・不向きがあり、成果へのつながりやすさもそれにより異なります。

ここからは、SNS運用代行に向いている人と向いていない人やそれぞれの特徴を解説していきます。

SNS運用代行の副業が向いている人

最初にSNSの運用代行の副業が向いている人の特徴を紹介します。

SNS運用代行が向いている人の特徴は以下の通りです。

大前提としてSNSが大好きな人
地道な作業が苦にならない人
トレンドに敏感で新しいものが好きな人
客観的な分析が得意な人

それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

1.大前提としてSNSが大好きな人

SNSの運用代行では、大前提としてSNSが好きという点が非常に重要です。

普段から頻繁にSNSの閲覧や投稿していたり、複数のSNSを利用していたりすると、抵抗なく運用代行の作業が行えます。

また、TwitterやインスタグラムなどSNSの特徴や性質に合わせた運用がスムーズに行える点でも有利です。

何よりSNSが好きであれば、クライアントのアカウントであってもフォロワー数の増加を自分のことのように喜べたり、こまめな更新やチェックも苦にならずに長く続けられます。

SNSが好きで日常的に利用している人は、運用代行の副業がおすすめです。

2.地道な作業が苦にならない人

クライアントのSNSアカウントを代理で運用する作業は、地道な作業の連続です。

実際SNSの運用代行では、何件もまとめて投稿文を考えたり、いいねやコメントの返信などを毎日行っています。

そのため、そういった地道な作業が苦にならないという人には、SNS運用代行の適性があると言えます。

パソコンの前に座って長時間作業ができれば、複数の案件を同時に引き受けることもでき、短い期間で複数企業の運用実績を作ることも可能です。

また長期の運用でノウハウを身につけ、それによりSNSへの流入が増加すれば、単価アップなど報酬が増えることにもつながります。

目先の報酬にとらわれず、地道に実績を積み上げていきましょう。

3.トレンドに敏感で新しいものが好きな人

トレンドに敏感で新しいものが好きな人は、その点がSNSの運用代行にプラスになることもあります。

SNS上では、毎日さまざまなトレンドが生まれ消費されています。

そういった要素を、自身のSNS運用代行にうまく取り入れ活かせれば、アカウントのフォロワーや流入を増やすことも可能です。

またトレンドに触れてその分析が行えれば、クライアントに対して新たな角度から精度の高い提案もでき、その説得力も増します。

SNSの運用代行では、日々さまざまなことに対してアンテナを張り、新しい情報に積極的に触れることが重要です。

4.客観的な分析が得意な人

SNSの運用には投稿を見た人が惹きつけられるようなライティングのスキルや、画像や動画といったクリエイティブなコンテンツを制作する技術やセンスが必要だと思われがちです。

もちろんそういった技術やセンスを持ち合わせているに越したことはありませんが、他にも重要なポイントはいくつかあります。

その1つが冷静かつ客観的に分析ができることです。

前述した通り、SNSの運用は地道な作業が多く、人気投稿の分析やトレンドの解析といった作業も例外ではありません。

「どうしてこのアカウントは多くのファンを獲得できているのか」

「この投稿がこんなに人気の理由はなんだろう」

といった分析をし、それを自身のSNS運用に取り入れていくことが非常に重要です。

普段からさまざまなことに疑問を感じたり、冷静な分析が得意な人は、SNS運用でも成果に繋がりやすいと言えるでしょう。

SNS運用代行の副業が向いていない人

続いてSNS運用代行が向かない人の特徴も合わせて紹介します。

SNS運用代行が向かないのは以下のような特徴を持つ人です。

普段あまりSNSを利用しない人
マメな連絡や作業が苦手な人

こちらも1つずつ詳しく解説していきます。

1.普段あまりSNSを利用しない人

普段からあまりSNSを利用しない人には、SNSの運用は難しいのが実情です。

クライアントは自身のアカウントを効果的に運用し、マーケティング効果が得られることを期待して運用を外注しています。

それにはSNS運用の深い知識やノウハウ・実績など、なるべくその道に精通している人に依頼したいと思うのが通常です。

また「興味がないこと」というのは一生懸命学んでも、なかなか身につきづらいものです。

素直に別の興味のあることでマネタイズを考える方が無難と言えるでしょう。

2.マメな連絡や作業が苦手な人

SNS運用代行では、クライアントから依頼を受けて運用を代行するため、こまめな報告やコミュニケーションが必要な場合も多くあります。

また、SNS運用で成果を出すには日々のこまめな投稿やコメント上でのフォロワーとのやりとりなど、細やかな対応が多く求められます。

「SNS運用代行が向いている人」でも解説した通り非常に地道な作業が多く、そういったマメな報告や作業が苦手な人にとっては、SNSの運用代行はなかなか長く続けにくい副業です。

SNS運用代行の副業・アルバイトで稼ぐコツ3選

SNS運用代行を副業やアルバイトで既に始めている人の中でも、成果の出ている人とそうでない人に分かれています。

当然成果が出ている人の方が、継続依頼をもらえたり複数のクライアントを獲得できたりするため、収益へとつながっているのが実状です。

そこでここからはしっかりと成果につながるよう、SNS運用代行で稼ぐコツを紹介していきます。

具体的な稼ぐためのコツは以下の3つです。

どのSNSで運用代行するか検討する
PDCAサイクルを回して精度を高める
人気のアカウントをチェックする

順番に解説していきます。

1.どのSNSで運用代行するか検討する

一口にSNSといっても、InstagramやTwitter、FacebookにTikTokなどさまざまなサービスがあります。

どのSNSの運用を代行するのか、どういったSNSなら得意なことが活かせるのか、十分検討してみることが重要です。

例えば、画像制作のスキルを持っていたりカメラが趣味だったりする場合は、ビジュアル訴求に強いインスタグラムの運用で成果につながりやすい場合もあります。

文章を考えるのが好きな場合はテキストが中心で拡散性の高いTwitter、若者のトレンドに強く若年層へのアプローチに自信があれば10代の利用が多いTikTokなど、各SNSでも特徴はさまざまです。

自分の強みが活かせるSNSは何かを検討し、さまざまなSNS運用代行案件の中でも特にそのSNSの案件に積極的に応募することで、成果につながりやすく実績も積み重なっていきます。

SNS運用代行を始める場合は、自分の強みを活かせる主戦場を確認して臨むのがおすすめです。

2.PDCAサイクルを回して精度を高める

SNS運用代行では、ただなんとなく投稿を作成して配信するだけでは成果につながりません。

戦略を持って臨み、検証して改善していく、いわゆるPDCAサイクルをしっかりと回すことが大切です。

PDCAサイクルとは・・・PDCAとはそれぞれPlan（計画）・Do（実行）・Check（分析）・Action（改善）を意味します。
PDCAサイクルとは計画を実行するだけではなく、その結果を評価して改善していく手法を表します。

これを適切に行う事で、SNS運用の結果も成果へつながる期間も大きく変わります。

クライアントからアカウントの強みやターゲット層をヒアリングして戦略を立て、その戦略を持ってSNSへ投稿し、結果を検証することが重要です。

時にはABテストのような検証をしながら更に考察を重ねていくことで、少しずつ運用の精度が上がり、フォロワー数の増加や商品ページへの流入へとつながります。

SNS運用を代行する際は、このPDCAサイクルをしっかりと回すことを意識して運用していきましょう。

3.人気のアカウントをチェックする

自身が運営するアカウントだけではなく、現在どのような投稿やツイートが人気なのか、トレンドをチェックすることも重要です。

「どうしてこの投稿が人気を得たのか」「自分が発信する投稿とはどこが異なるのか」といったことを分析し、「運用しているアカウントにも活かせるか」というフィルターをかけて良いものは取り入れていくことで、更にアカウントを伸ばすことが可能です。

ただし、あからさまなパクリのような投稿は当然厳禁で、最悪の場合は逆に炎上につながる可能性もあります。

人気のアカウントやトレンドの投稿をチェックすることで新しい情報にアンテナを張りつつ、それらの情報を適切に扱い運用に活かしていきましょう。

SNS運用代行の副業を始める方法

ここからは実際にSNS運用代行の副業を始める方法について解説していきます。

SNSの運用代行を副業で始めるには以下のステップが必要です。

自身のSNSアカウントで実績を作る
SNS運用代行案件を探す
案件に応募して運用を開始する

それぞれのステップについて詳しく解説していきます。

1.自身のSNSアカウントで実績を作る

SNS運用代行の案件を獲得するために、まずは実績作りが必要です。

既に自分のSNSアカウントを持ち、そちらで多くのフォロワー数がある場合は既にSNS運用の実績があるということになり、スムーズに案件探しへと進めます。

まだSNSのアカウントを開設していない場合や個人アカウントをクライアントへ公開したくない場合は、新たにアカウントを作成して運用することにより、ある程度のフォロワー数を獲得しておくのがおすすめです。

というのもクライアントによってはSNS運用代行を依頼するにあたり、フォロワー数3,000人以上などの応募条件を設けている場合もあります。

一定のフォロワー数がある場合は問題ありませんが、もし現状フォロワー数が少ない場合は、フォロワー数での条件を設けていない案件を探すことになります。

フォロワー数が多いことで応募できる案件も増えますし、SNS運用に必要なスキルも身に付き一石二鳥です。

案件探しと並行して、自分のアカウントも育てていくと良いでしょう。

2.SNS運用代行案件を探す

実績ができれば実際にSNS運用代行の案件を探していきましょう。

SNS運用代行の案件はクラウドソーシングサービスやフリーランスエージェントの活用、直接営業などいくつかの方法があります。

この具体的な案件獲得の手段については、後ほど詳しく解説します。

自分が運用代行したいジャンルやSNSサービス、報酬額など総合的に満たせるような案件を見つけられるよう、1つの手段にとらわれず色々な手段を駆使して案件を探してみましょう。

3.案件に応募して運用を開始する

やってみたい案件が見つかれば、実際に応募や営業をかけてクライアントにアプローチします。

クラウドソーシングサービスを利用する場合は、応募フォームから自己紹介やこれまでの実績を紹介し、

採用するメリットをアピールしましょう。

この際、簡単でもいいので上記をまとめたポートフォリオがあると分かりやすく、他の案件へ応募する際にも利用できるためおすすめです。

直接営業をかける場合も同様で、実績や依頼のメリットを連絡してクライアントからの返信を待ちます。

最初はなかなか採用されないこともありますが、応募や営業も積み重ねれば自分の中でノウハウが蓄積されます。

諦めずに応募を重ねて案件を勝ち取りましょう。

クライアントから返信があり、案件を獲得できれば実際に運用を開始します。

実績を積み重ねてだんだんと高単価案件を目指すことで収益も伸びていきますので、まずは獲得した案件でしっかり成果が出せるよう、1件ずつ丁寧に対応していきましょう。

SNS運用代行の副業で案件を探す3つの手段

SNS運用代行の案件を探す方法は1つではなく、様々なサービスを利用することで多くの募集案件の中から自分にぴったりの案件を探せます。

ここからはSNS運用代行の案件を探す、代表的な手段を紹介します。

SNSの運用代行の案件を探す具体的な手段は以下のとおりです。

クラウドソーシングサービスからの応募
フリーランスエージェントを利用
SNSでの営業

1つずつ順番に解説していきます。

1.クラウドソーシングサービスからの応募

最もポピュラーなのはクラウドソーシングサービスを利用して案件を探す方法です。

クラウドソーシングサービスでは、SNS運用代行の案件も豊富なため、ジャンルや報酬面などをある程度絞って応募するのがおすすめです。

クラウドソーシングサービスの利用には以下のような特徴があります。

クラウドソーシングサービスの特徴

・利用には会員登録が必要
・案件の単価は比較的低め
・報酬額に応じてシステム利用料が徴収される
・実績が蓄積されるので評価が高ければ案件獲得が有利になる

代表的なクラウドソーシングサービスを2つ紹介します。

CrowdWorks（クラウドワークス）

クラウドワークスは国内最大手のクラウドソーシングサービスの1つです。

クラウドワークスの基本情報を下の表にまとめました。

運営会社	株式会社クラウドワークス
サービス開始年	2012年
ユーザー数	480万人
登録企業数	約78万社
登録料	無料
手数料	5％〜20％（報酬額により異なる）

クラウドワークスにて「SNS運用代行」で検索したところ、固定報酬制や時間単価制など様々な案件が募集されていました。

受注した仕事に関して、報酬額が10万円以下の場合には20％のシステム利用料（実際は税込み報酬額の22％）が徴収されますので、その点は事前に把握しておきましょう。

CrowdWorks（クラウドワークス）公式ページ

Lancers（ランサーズ）

ランサーズもクラウドワークス同様、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

ランサーズの基本情報は以下の通りです。

運営会社	ランサーズ株式会社
サービス開始年	2008年
ユーザー数	129万人
登録企業数	約46万社
登録料	無料
手数料	5％〜20％（報酬額により異なる）

ランサーズでは「スキルテスト」と呼ばれる個人の能力チェックシステムや、免許証等による本人確認により、ランサー（仕事を受ける側の人）の質の向上を積極的に行なっています。

これにより依頼主も安心して仕事を依頼できるため案件の発注が増え、双方向にメリットのあるシステムとなっているのが特徴です。

Lancers（ランサーズ）公式ページ

2.フリーランスエージェントを利用

フリーランスエージェントを利用して案件とのマッチングを狙うのもおすすめです。

フリーランスエージェントとは、仕事を受けたいフリーランスと、仕事を依頼したいクライアントを仲介してくれるサービスのことです。

フリーランスエージェントを利用することで、登録さえしておけば自動で案件を紹介してくれるので、自ら営業しなくてすみます。

フリーランスエージェントの利用には以下の特徴があります。

フリーランスエージェントの特徴

・利用には会員登録が必要
・案件を自動で紹介してもらえる
・報酬額の交渉なども代わりにやってもらえる

代表的なフリーランスエージェントを紹介します。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは高単価案件も多数取り扱っており、信頼できる仲介サービスです。

レバテックフリーランスの基本情報は以下の通りです。

運営会社	レバテック株式会社
設立	2017年8月1日
ユーザー数	200万人以上
公開求人数	約41,500社
非公開求人数	非公開
手数料	5％〜20％（報酬額により異なる）