インスタ運用代行の費用相場と相場別サービス内容を紹介

インスタグラムをはじめとしたSNSの普及により「インスタグラムを利用して自社サービスをアピールしたい」というニーズは、年々増え続けています。

しかし、社内での運営ではインスタグラムを運用するノウハウがなく、思うように結果が出ないことも多くあります。

そんなときには、インスタグラムの運用代行業者の利用がおすすめです。

現在インスタグラムの運用代行を手掛ける業者は数多く存在し、格安のサービスから充実したサポート内容までその費用もさまざまです。

そこでこの記事では、インスタ運用代行の費用相場や、相場別のサービス内容を紹介していきます。

この記事でわかること

・インスタ運用代行の費用相場
・相場別のサービス内容とおすすめできる人のタイプ
・インスタ運用代行で失敗するケース

インスタ運用代行の費用相場

インスタグラムの運用代行を依頼する場合の費用は、どの程度の作業を依頼するのかで大きく異なります。

主な相場帯におけるサービス内容の例を一覧にまとめました。

費用相場 受けられるサービスレベル
月額5万円~ 簡単な投稿作業の代行程度
月額10万円~ 投稿の代行と簡単な分析など、最低限のインスタ運用が可能なレベル
月額20万円~ 各社提案に差が生まれ始め、分析をもとにした運営への提案も多くなる
月額40万円~ 一通り充実したサービスが受けられ、プロのマーケターの分析をもとに更なるアカウントの成長と収益化が狙える
月額60万円~ クリエイティブな投稿やキャンペーン施策などさまざまな戦略が立てられ、完全外注で自動運用が可能な価格帯

それぞれ費用相場別に詳しく解説していきます。

月額5万円~の相場帯とサービス内容

月額5万円~の費用相場帯は、業界最安レベルの簡単な投稿作業の代行程度や、運用代行業者の初月お試し価格がこの相場帯に位置します。

この相場帯の具体的なサービス内容例や、おすすめできる人は以下の通りです。

月額5万円~の主なサービス内容例 ・インスタグラムへの投稿代行(週1回程度)
・ハッシュタグ選定
この相場帯がおすすめな人 ・まずはお試しでインスタ運用を外注してみたい人
・インスタの運用に精通しており、作業面だけ依頼したい人

この相場帯ではクリエイティブな内容はほぼなく、作業の代行といった色合いが強い内容となります。

簡単な分析までついてくるケースもありますが、表層部分の簡易的なレポートのみで、深掘りしていくにはオプションにより追加料金がかかるケースがほとんどです。

月額10万円~の相場帯とサービス内容

月額10万円~の費用相場帯は、格安な料金設定のサービスに分類され、最低限のインスタ運用が可能なレベルの内容が含まれています。

この相場帯の具体的なサービス内容例や、おすすめできる人は以下の通りです。

月額10万円~の主なサービス内容例 ・インスタグラムへの投稿代行(週1回程度)
・ハッシュタグ選定
・画像加工もしくは投稿文の作成など
この相場帯がおすすめな人 ・本業のビジネスに注力してインスタの運用まで手が回らない人
・インスタの運用に精通しており、具体的な戦略の立案や作業指示ができる人

上記のように、月額10万円~の運用代行相場では、月額5万円~の相場帯にオプションが付いたレベルのサービス内容となっています。

基本的な運用に加え、足りない部分を補う形で作業の負担を減らしていく相場帯です。

この相場帯の運用でマーケティング効果まで望むのは難しく、定期的な投稿によるアカウントの認知拡大がメインとなります。

月額20万円~の相場帯とサービス内容

月額20万円~の相場帯となると、徐々に参入する運用代行業者も多くなり、各社サービスの提案内容にも差が生まれ始めます。

この相場帯の具体的なサービス内容例や、おすすめできる人は以下の通りです。

月額20万円~の主なサービス内容例 ・インスタグラムへの投稿代行(週2回程度)
・ハッシュタグ選定
・いいねやコメントへの対応
・インスタグラムの運用コンサルティング
・月次レポート
この相場帯がおすすめな人 ・ある程度のインスタ運営に対するノウハウがあり、プロに相談しながら運用していきたい人
・インスタ運用を既に始めており、課題や問題点を把握してより伸ばしていきたい人

このあたりの相場帯から、徐々に戦略的な運営コンサルティングが受けられるようになります。

専用の解析ツールを使用して、簡単な方向性や現状の確認が可能です。

また、作業的な部分を負担することでより専門的な内容を依頼できるようになるため、何を自社で行い、何を依頼するかで大きく内容が異なってきます。

月額40万円~の相場帯とサービス内容

月額40万円~の相場帯では、大手のインスタ運営代行業者にも依頼ができるようになり、一通り充実したサポートが受けられます。

また、ファンを増やすことに加え、その上で収益化が望めるサービス内容となってきます。

この相場帯の具体的なサービス内容例や、おすすめできる人は以下の通りです。

月額40万円~の主なサービス内容例 ・フィード投稿やストーリーズ投稿(週2回程度)
・ハッシュタグやキャプションの選定
・いいねやコメントへの対応
・インスタグラムの運用コンサルティング
・月次レポート
・定期ミーティング
・広告運用(広告費は別途)など
この相場帯がおすすめな人 ・本格的にインスタグラムによる集客や収益化を始めたい人
・プロのマーケターによる分析をもとに、更にインスタグラムからの流入を増やしていきたい人

この相場帯では、単純な投稿による運営だけでなく、広告やインフルエンサーの起用なども予算によっては可能です。

通常のインスタ運営に加え、積極的なアプローチや詳細な分析が可能なので、問題点の発見やそれに対する改善を繰り返してPDCAを回すことでアカウントの飛躍が見込めます。

月額60万円~の相場帯とサービス内容

月額60万円以上の相場帯では、独自のクリエイティブな発信が可能となり、より戦略的に攻めた発信ができるようになります。

目指すゴールに向けてさまざまな施策やアプローチが選択できるため、戦略の幅が広がり独自キャンペーンの打ち出しなどが行えるのも特徴です。

月額60万円~の主なサービス内容例 ・写真や動画のコンテンツクリエイティブ
・フィード投稿やストーリーズ投稿(週2回~無制限)
・ハッシュタグやキャプションの選定
・いいねやコメントへの対応
・インスタグラムの運用コンサルティング
・月次レポート
・定期ミーティング
・広告運用(広告費は別途)
・キャンペーン施策など
この相場帯がおすすめな人 ・施策やキャンペーンの打ち出しにより最短でマーケティング効果を得たい人
・アカウントの作成から運用まで全て運用を任せたい人

Instagramの運営で最も重要な、写真や動画の撮影に関しても依頼が可能です。

ただし出張撮影などの場合は、ほとんどの場合で別途出張費がかかります。

また、広告効果の測定や施策の結果をもとに、自社のブランドイメージにあった新たなキャンペーンの打ち出しの提案なども受けられます。

まだインスタグラムの運営を始めていない場合には、アカウントの設計から相談することが可能で、予算によっては完全外注にて自動で運営もできる充実した相場帯です。

インスタ運用代行で失敗するケース

Instagramの運用は専門の代行企業へ依頼しても、100%うまくいくというわけではありません。

予算を投じて運用を依頼しても、残念ながら思うような結果につながらない場合も多くあります。

ここからはそのような事態に陥らないよう、インスタ運用代行で失敗するケースを紹介します。

  • 自身のアカウントに足りない要素を理解していない
  • 運用代行企業のリサーチが十分でない
  • 代行業者へ丸投げで情報の共有ができていない
  • 安価な個人のフリーランスによく考えずに依頼する

依頼に失敗するケースや依頼する際の落とし穴について学び、ぜひ運用代行を依頼する場合の参考にしてください。

1.自身のアカウントに足りない要素を理解していない

自身のアカウントの分析を怠り、業者へ運用を丸投げにしていると、依頼する際にコストばかり膨らみ思うような結果を得られません。

インスタグラムの運用代行を依頼する場合は、自分のアカウントに現在足りない要素をはっきりと認識することが重要です。

一口に運用代行と言っても、そのサポートの内容は業者によりさまざまです。

運用を外注する前にまずはしっかりと自分のアカウントを分析することで、足りていない部分をピンポイントで補え、効率良く運用してアカウントを伸ばせます。

運用代行の依頼時には、自分のアカウントに足りない要素を補ってもらえるような代行業者を選ぶようにしましょう。

2.運用代行企業のリサーチが十分でない

現在SNSの運用を代行する企業は非常に多く、依頼する代行業者をよく吟味しておかないと、思うよう満足な結果が得られないケースもあります。

中には実績の伴わない運用代行業者や、一見月額が安いようでも初期費用や追加費用が多くかかる業者なども存在します。

明確な商品があるわけではなく「SNSの運用代行」という目に見えないサービスを提供する以上、コストとサービスの内容をよくリサーチすることが重要です。

インスタ運用代行で必要なリサーチ

・自分の求めているサービスと合致するか
・コストに見合ったサービスが受けられるか
・過去の実績や独自のノウハウは他社に比べ充実しているか

上記のように運用実績や裏付けをよく確認しながら、どの業者が最適かしっかりと見極めて依頼しましょう。

3.代行業者へ丸投げで情報の共有ができていない

インスタの運用代行は、運用会社と依頼主が協力して取り組まなければ、成果が出るまでに多くの時間を要します。

インスタ運用代行でよくある失敗例として、運用代行業者へ丸投げしてしまい相互のコミュニケーションが不足しているケースが挙げられます。

細かく運営状況を共有しながら現状の課題について検討し、場合によってはそれを本業のビジネスに取り入れ反映していくことで、より高い成果が得られるようになります。

また、運営業者へ丸投げ状態では、いつまでたっても自社にSNS運用のノウハウが蓄積されません。

運営業者と綿密な連携を取ることで、社内にインスタ運用のノウハウが蓄積されていくので、運用業者とこまめに情報共有しておくことをおすすめします。

4.よく考えずに安価な個人やフリーランスに依頼する

インスタ運用代行にてマーケティング効果を得られるようしっかり運用したいと思った場合、月々30万円程度のまとまった資金が必要となります。

その際、比較的相場の安い個人の運用代行へ安易に依頼すると、なかなか実績が出なかったり思ったようなサービスが受けられなかったりするケースが多くあります。

個人で運用代行を請け負っている場合、自身のアカウントや過去の実績をもとにした提案となりますが、個人やフリーランスでは得意な分野に特化しているケースがほとんどです。

例えば、ファッション関連のアカウントで実績のある人に、飲食系のアカウントの運用代行を依頼して成果につながるほどSNSは甘い世界ではありません。

コストの安さに惹かれて依頼しても、結局うまくいかずに改めて運用代行業者を探すような事態にならないよう、しっかりと依頼する相手を見極めるようにしましょう。

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